新卒にだってできることはある!

青年海外協力隊(2017-1)の数学教育隊員としてスリランカへ!

なんで先生は授業に来ないんだ!とオフィスの人に聞いてみた。

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滞在195日目

今日も1時間半かけてモデル校に行ってきました。

 

「〇〇先生はいるかい?」

「今日はお休みだよ?」

 

昨日も休みやったやんけ!!

ということで2日連続やられました。

昨日もっと確認しておけばよかった。

 

 

やることもなくなってしまったので、授業がない暇な生徒たちとお喋りしていました。

まず、暇な生徒がいること自体、おかしいはずなんですが。

 

スリランカの学校では、授業後先生は教室に置いてある本にサインをしなければなりません。

いつもそれを見ては、私はイライラしています。

ついに写真を撮ってやりました。

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左から、何時間目かと教科名、授業内容、先生のサイン(一応消しています)が書かれています。

 

授業内容が書かれていないコマが、先生が来ていないところです。

 8コマの授業のうち、3つも4つも空欄です。

先生が来なければ生徒が自習するかというとそんなわけはありません。

そう、学校はカオス状態です。

 

このイライラの気持ちを抱きながら、オフィスに帰ってマダムに質問しました。

 

「なんで先生は授業に来ないの?」

 

返答を簡単にまとめると、

・先生たちに教育に対する知識、理解がない。

アンパーラの学校の先生には年配の人たちが多い。アンパーラのある東部地域は、2009年まで内戦だったため、外からあまり若い先生が入って来なかった。そして、現在勤めている年配の先生たちも、大学や教員養成校を出ていない人が多いから、教育に対する知識も理解もあまりない。

 

・親が教育に対して理解がない。

先生が授業に来ないことに対して、生徒も親もなんとも思わない。親の世代が子どもの頃は内戦があった時期で、学校に行って勉強できなかった。また、農業を家業にしている家が多いので、親は教育の必要性を感じていない。特に田舎の親は、勉強をしなさいではなく、農業の手伝いをさせる。都会の親は、勉強しなければ良い仕事がないことを知っているので、先生が授業に来なければなぜちゃんと授業しないのかと言いに行く。

 

大きくはこの2つでした。

 

マダムもアンパーラは他の地域より教育が遅れていると言っていました。

 

まずアンパーラの先生たちには、ちゃんと学校に来て授業をするという基本的なことをやってもらいたいものです。

  

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