新卒にだってできることはある!

青年海外協力隊(2017-1)の数学教育隊員としてスリランカへ!

授業で猛反省。

滞在217日目

今日もど田舎学校で授業をしてきました。

 

イベント等あったので、この学校で丸一日授業をするのは初めてでした。

 

 

まずはGrade11の授業が2コマ連続。

 

まず衝撃的なのは、生徒が授業中に何かの実のようなものを突然食べ始めたことです。

 

これは試されているのか。

いや、それとも授業中に何か食べることはいつものことなのか。

でも授業中に何か食べているところなんて見たことないぞ。

 

これは叱ったほうがいいのか。

日本なら間違いなく叱る。

しかし、ここはスリランカ

彼らにとってはもしかして当たり前なのか。

 

一瞬叱ろうとしましたが、ここはスリランカだとブレーキをかけてしまいました。

 

うーーーーん。

 

 

次はGrade9の授業。

 

式の展開の授業。

5(X+3)=5X+15

みたいなやつです。

 

このクラスは少人数でしたし、割と理解できる子ばかりだったのでスムーズに進みました。

 

 

次はGrade6の授業。

 

たぶん計算がやばいだろうということで、九九をやらせてみました。

 

授業内に終わらせることができた生徒は約15人中2人。

その2人もかなりの時間がかかりました。

九九に飽きて、途中で集中力切れになる生徒も。

ほとんどの生徒が掛け算ができませんでした。

 

Grade6は日本でいう小学校5年生。

そうか。

こんなにも計算が怪しいのか。

 

これでは普段の授業なんて理解できるはずがありません。

 

次はGrade10の授業。

 

こちらも式の展開の授業。

(a+b)^2=a^2+2ab+b^2

というやつです。

 

説明してみても

(X+2)^2

などの問題に対して、公式の

(a+b)^2=a^2+2ab+b^2

を使うことができません。

 

あれ、この単元てこんな難しいところだったかな

と困惑です。

 

私のシンハラ語不足も大きな原因だと思います。

 

最後にGrade8の授業。

 

角度を求める授業。

 

これは図をかけば説明できる単元だったので、黒板に板書しまくってなんとかシンハラ語不足を補います。

 

しかしここでも計算能力の課題が。

180°-120°みたいな切りのいいものはできますが、45°が出てきたら引き算ができなくなりました。

180°-45°ができないかーと驚き。

でもこれは今後しっかりフォローしてあげないと。

 

今日は例題を説明して、練習問題をやらせたら、大体の子が自分1人でできるようになりました。

 

んー、満足できる授業はできなかったですけど、今日のところはよしとします。

 

 

今日の全ての授業を終えて猛反省です。

普通に落ち込みました。

 

まずシンハラ語ができなさすぎる。

因数分解や求角の単元は何とかなりますが、教科書にシンハラ語でたくさん書かれている単元はまず読み取れません。

てことは授業が組み立れれません。

 

割合の単元とか見た瞬間無理やと感じました。

日本でさえ、割合は生徒が理解するのが難しい単元なのに、それをシンハラ語で教えるためには相当な準備が必要そうです。

 

今回は初めての授業だったのでまあいいとして、次回からは予習が必須です。

 

次に生徒理解。

生徒には失礼ですけど、自分の想定していたよりも学力は低かったです。

小学校低学年レベルから復習する必要がありそうです。

数学以外にももっとこの子たちのことを知らなければならないと感じました。

 

 

 

授業してみることで気づくことも多いですね。

やってみて良かったです。

 

これからこの授業のおかげですごく大変になりそうですが、楽しくできるように頑張ります!

 

 

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