新卒にだってできることはある!

青年海外協力隊(2017-1)の数学教育隊員としてスリランカへ!

2017年9月のまとめ。

滞在87日目
今月の活動の振り返りです。
9月6日より夏休みが明けて、学校がスタートしました。
と同時に、ようやく私の活動もスタートです。


今月は、8つの学校を巡回し、スリランカの学校はどういう感じか、授業はどうか、先生・生徒はどうかなど、とにかく情報収集に努めました。
①数学の授業見学
②アクティビティ教材を用いて直接生徒に授業
この2つが主な活動内容でした。

嬉しかったこと!

どこの学校に行っても、必ず笑顔で迎えてくれ、授業見学なども快く受け入れてくれました。
スリランカの人の温かさをとても感じることができた1ヶ月でしたね。
学校終わりには、うちの家においで!、一緒に帰ろう!など、たくさん気にかけてくれて、突然やってきた外国人にとても親切にしてくれました。

スリランカに来るまでのイメージと違った!

実際に巡回してみて、スリランカに来るまでのイメージと全く違いました。
私のイメージでは、

アンパーラ教育事務所が
「アンパーラの数学のレベルが低い!なんとかせねば!」

「お!JICAのボランティアプログラムがあるらしいじゃないか!」

「よし!教育水準の高い日本の技術をぜひ教えてもらおう!」

「おー!よく来てくれた!いろいろ教えてね!!」

でした。

しかし実際は違いました。

求められている気が全くしません。
「日本人」としては求められています。
ただ「日本の数学の先生」としては求められていない気がします。

学校巡回をする中で、
「日本ではどのように教えますか?」
「今の私の授業どうでしたか?」
という質問が来るものだと思っていました。

立場的に上に立ちたいというわけではなく、何かしら日本という国の教育に関心を持ち、質問が来るんだろうなと。
要は向こうから何かしらアクションがあると思っていました。

ただ、今の様子だとこちらから
「あ、そこはもう少しこうした方が生徒わかりやすいですよ!」
「私はこう思いますが、どうでしょう?」
などとこちらからアクションを起こさなければならないようです。

スリランカから要請があった以上は、なにかしら必要とされているんだろうなと思っていましたが、実際は微妙なところです。

生徒の学習時間が確保されていない学校

巡回しながらいろんな学校を見ていく中で、授業がない子どもたちが本当によく目につきました。
「授業ないの?」と聞くと

「先生が来ていない。」
「先生は研修に参加している。」
「先生お休みなんだ。」

まずちゃんと学校に来いよ!
授業あるならその時間に研修するなよ!それか別の先生にちゃんとお願いしとけよ!
先生休みとるなら、その授業どうするか指示しとけよ!

そして職員室に先生はいるんです。
紅茶を飲みながらおしゃべりです。
自分の担当の授業じゃないにしても、何か課題を与えるなり、何かしらしてあげたらいいのに。
と思いながら。

こういうのが許せない私としては、すごくイライラしてしまいました。

10月からの活動

今月巡回をしてみて、このままでは意味がないと強く思いました。

ですので10月からは1つの学校に絞ってみようと思います。
まずは先生たちと信頼関係を築くことから。
そしたらまた見えてくることがあるかもしれません。

「実はやる気はあったんだけど、どうやって教えたらいいかわからなくて、、、」
「給料が少なくて、、、」

何か先生たちにも悩みがあるのかもしれません。
自分の考えは正しいのか、上から目線になっていないか、自省しながら活動を進めていきたいと思います。

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