「やっぱり学校の先生になりたい!」そう思わせてくれたのは青年海外協力隊だった!
私は高校生の頃から、将来は数学の先生になりたいなーと何となく思っていました。
良い先生との出会いがきっかけではありません。
むしろ先生のことはあまり好きじゃありませんでした。
授業はあまり面白くないし、理不尽に怒る先生もいたし、部活に全然来てくれないし。
(今は先生側の事情も分かります。笑)
じゃあ俺が良い先生になったろ!というのが最初だった気がします。
第一志望は広島大学でしたが、センター試験が思うようにいかず諦めました。
勧められたのは岡山大学でしたが、何が何でも岡山を出たかったので、京都の教育大学に進学しました。
しかし、授業を受けているうちに
あれ、大学の授業おもんないぞ。
こうやって適当に授業受けておけば勝手に先生の免許もらえるんやな。
と感じるようになってきました。
正式に教員になるためには、教員免許を取った後、教員採用試験に合格しなければなりません。
しかし、落ちたとしても講師として雇ってもらえる場合が多いので、教員になることはそれほど難しいことではありません。
将来の目標が数学の先生になることだった私は、先生になるまでの道筋が見えてしまい、何となくつまらなくなりました。
そんなときに、カンボジアで今まで自分が見たこともない新しい世界に触れ、国際協力に興味を持ちました。
それからいろんな方の話を聞いて青年海外協力隊を目指すことにし、無事合格することができました。
駒ヶ根訓練所での出会い。
そして待ちに待った駒ヶ根訓練所での派遣前訓練が始まりました。
2017年度1次隊だったので、現職参加の現役の教員の方が多く参加していました。
この方々との出会いがもう一度「やっぱり学校の先生になりたい!」と思わせてくれました。
ある先生は、話がとても聞きやすく、また人の意見を引き出したりするのもとても上手かったです。
委員会(※)が同じでこの先生が主に話し合いを進めてくださったのですが、こういう風に話し合いは進めていくんだ、こうやってまとめればいいのかーとすごく勉強になったのを覚えています。
あまりの話術に確か「おしゃべりペリカン」というあだ名がついていたと思います。笑
(※訓練生は、委員会に入る、班活動の企画をするなど何かしら役割があります。)
ある先生は、若くして本を出版してしまうくらいの教育オタクでした。
この方の自主講座(※)からは、授業にはこんなにたくさんのテクニックがあるんだということを教えてもらいました。
それでいて他の訓練生からも様々なことを学ぼうとする姿勢に感服でした。
(※自主講座とは、訓練生が自主的に行う任意参加の講座のことです。)
ある先生は、一人称に「ワイ」を使っている超面白い先生でした。
この先生から出ている異常なほどの「明るさ元気さ」は、私には絶対に無理だと思ってしまうほどのものでした。
こんな方が学校そして子どもを元気にしているんだろうなと。
にしても一人称に「ワイ」を使っている人には人生で初めて出会いました。笑
ある新卒の同期の中には、こんなにも授業づくり、そして実際の授業を楽しそうにやる奴がいるのかと感心させられました。
とにかく自分自身が一番授業を楽しんでいるんです。
そりゃ生徒も楽しくなるに決まっています。
自分もこんな風に授業できたら自分も生徒も楽しいんだろうなと感じました。
こんな素晴らしい先生方との出会いのおかげで
「やっぱり学校の先生になりたい!」
そう思うようになりました。
小さい頃、ロナウジーニョ上手いなー、中田英寿カッコいいなー、あんな風になりたいなーと憧れていたのと同じ感覚です。
「あの先生しゃべりうまいなー。」
「あの先生テクニック量ハンパないなー。」
「あの先生ワイがワイがって言ってるなー。」
「あの先生授業楽しそうにやっとるなー。」
なんかこう魅せられた感じです。
先生になることは別に難しくないと思っていましたが、この人たちには到底敵いませんし、あと10年経ってもこんな素晴らしい先生になれるかも分かりません。
スリランカから帰ってすぐに学校の先生になるかどうかは分かりませんが、いつかは学校の先生になり、日本の子どもたちのために働いてみたいです!
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