Twitterで反響!!スリランカ教員の勤務時間!!
滞在505日目
こんにちは!原田です!(@hara_223)
タイに任国外旅行に行ってきました!
タイの人は謙虚で、働き者のように私には見えました。
がしかし、滞在の半分くらいはベッドの中でした。
微笑みの国タイ🇹🇭ありがとうございました。
— 原田陽輔@スリランカで数学教師🇱🇰 (@hara_223) 2018年11月19日
半分はお布団の中でした。
高級な日本食は時に身体に害があることを学びました。
タイ人のテキパキした仕事ぶりには感動しました。
12月の大仕事に向けて、帰って早速準備に取り掛かります!! pic.twitter.com/Tl3E8GVh1X
日本食うますぎましたが、調子に乗って食べすぎました。笑
本日はスリランカの教員の勤務時間について書きました。
Twitterで大きな反響が!
先日、何となく呟いたツイートが私の中で過去最高の反響を呼びました!
最近教員の労働時間が話題になってますね!
— 原田陽輔@スリランカで数学教師🇱🇰 (@hara_223) 2018年11月20日
ではここでスリランカの中学教員の労働時間を見てみましょう!
-7:30出勤🚶🏻♂️
7:30-お祈り🙏
7:50-8:301️⃣
8:30-9:102️⃣
9:10-9:503️⃣
9:50-10:304️⃣
10:30-10:50紅茶☕️
10:50-11:305️⃣
11:30-12:106️⃣
12:10-12:507️⃣
12:50-13:308️⃣
13:30帰宅🏃🏻♂️
超ホワイト。
現時点で223のいいね、68の拡散があり、多くの知らない方からも反応していただきました。
普段多くても20いいねくらいの私にとっては、とても嬉しいことです。
なぜこれほどの反響を呼んだのか。
それは推測するに、今の日本の教員の労働時間が異常であると思っている人が多数いること、そしてスリランカの教員の労働時間が衝撃的かつ新鮮であったことが挙げられると思います。
今一度日本とスリランカの教員の労働時間を見ていきましょう。
日本の教員の労働時間
私の学生時代の同期、後輩は、今が1年目、2年目で、「忙しい?」と聞くと、間違いなく「忙しい」と返ってきます。
「意外とそうでもなかった」なんて言う人は今のところ1人もいません。
SNS上でも、教員の大変そうな様子をよく聞きます。
現場は、部活動指導、保護者対応、職員会議、校務分掌などなどで朝早くから夜遅くまでの勤務を強いられているようです。
教員の労働実態が注目を浴びるようになり、教員採用試験の応募者も減少傾向にあるようです。
地域によっては、倍率が2倍を切るところもあり簡単に教員になれてしまう現状があります。
「これではいかん、もっと教員の魅力を発信しなければ!」
という新聞記事を見ましたが、そんなことは今更言われなくても十分に知っています。
朝早くから夜遅くまで、土日返上で働かされたのでは、魅力があってもなかなか働きづらいです。
ちなみに以前友達の小学校の先生が教えてくれた1日のスケジュールがこんな感じです。
- 7:30 出勤
- 8:30-8:50 朝の読書&計算
- 8:50-8:55 朝礼
- 8:55-9:40 1限
- 9:45-10:30 2限
- 10:30-10:45 休み時間
- 10:45- 11:30 3限
- 11:35-12:20 4限
- 12:20-13:10 昼食
- 13:10-13:30 昼休み
- 13:30-13:45 掃除
- 13:50-14:35 5限
- 14:40-15:25 6限
- 15:25-15:30 終礼
- 15:30-19:00 職員会議、宿題チェック、行事準備など
- 19:00 退勤
この方曰く、19:00退勤はなかなか早いらしく、まだまだ職員室には先生たちは残っているようです。
確かに他の方の話を聞く限り、早く退勤しているほうだと思います。
たぶんこの日本の教員の労働時間をスリランカの人たちに発信すると、同じようにかなりの反響があるような気がします。笑
「なんで生徒が帰ったのにそんなに仕事があるんだ!!」と。
スリランカの教員の勤務時間
それでは、改めてスリランカの教員の労働時間です。
こちらは中学校教員の1日のスケジュールです。
- 7:30出勤
- 7:30-お祈り
- 7:50-8:30 1限
- 8:30-9:10 2限
- 9:10-9:50 3限
- 9:50-10:304限
- 10:30-10:50 休み時間
- 10:50-11:30 5限
- 11:30-12:10 6限
- 12:10-12:50 7限
- 12:50-13:30 8限
- 13:30 退勤
日本人から言わせると超絶ホワイトですよね。
授業が8コマもありながら何と早い退勤か。
13:30に退勤できたらもう毎日パラダイスですよね。
そうなんです。
私パラダイスな毎日を送っております。
もう日本の教員になんてなれる気がしません。
「原田はスリランカで頑張っててすごいね。」
時々そう言ってもらえることがあります。
逆です。
皆さんの方がとても頑張っています。
さあ、スリランカの学校の様子を見てみていかがでしょうか。
いくつか疑問も湧いてきませんか?
- 「授業の間の休み時間は??」
- 「雑務はいつやっているの??」
- 「放課後は先生何しているの??」
などなどあると思います。
本当に13:30退勤で学校現場を回せているのでしょうか。
教育の質を確保できているのでしょうか。
見ていきましょう。
先生にとってはホワイトだが、、、
- 「授業の間の休み時間は??」
- 「雑務はいつやっているの??」
- 「放課後は先生何しているの??」
3つの疑問を挙げました。
これに答えていく中で、スリランカの学校の現状をお伝えします。
Q1. 授業の間の休み時間は??
ありません。
授業の終了の鐘がそのまま次の授業始まりの鐘です。
するとどうなるか。
当然、時間ぴったり始まりません。
日本では多少授業が長引いても、休み時間で帳尻合わせができますが、スリランカの場合、前のクラスの授業が5分長引けば、次のクラスが5分遅れてスタートします。
また移動クラスもあるので、移動に時間がかかります。
ただでさえ40分しかない授業時間が、どんどん減っていきます。
Q2. 雑務はいつやっているの??
基本的に8コマ全て埋まっているわけではなく、1、2コマ空きがあるので、その時間に済ませているみたいです。
じゃあその間に終わらないくらいの仕事があったとしたら、、、
授業を潰します。
先生はちょっと忙しいからね。と
ありえませんよね。
自分が定時で帰るための授業潰し。
これは他の途上国でもあるのではないでしょうか。
職員会議はいつやるのか。
授業時間にやります。
2コマくらい潰してやります。
日本人の感覚ではなかなかない感じですよね。
Q3. 放課後は先生何しているの??
13:30に退勤できるということで、女性の先生は家事をしています。
これだけ早い時間に退勤できることは、主婦にとっては大変ありがたいことですよね。
男性の先生は、多くの方が塾をしています。
日本では教員の副業は禁止ですので、塾など別の仕事をすることはできませんが、スリランカでは可能です。
時間も十分余裕があるので、塾をすることができます。
また、お金的にも教員の給料だけでは家庭を支えることができないみたいです。
するとどうなるのか。
学校はどれだけ頑張っても給料は変わりません。
稼ぐためには塾を盛り上げるしかないんです。
学校で一生懸命働かなくなります。
塾で一生懸命働くようになります。
塾に多くの生徒を呼び込みたいんです。
学校で一生懸命教えますか??
教えません。
ちょっと手を抜きます。
生徒が完全に分かってしまうと塾の必要性がなくなるからです。
これでは教育の質は上がるわけがありません。
いかかがでしょうか。
確かに13:30退勤は、教員にとってホワイトな環境です。
しかし、生徒にとってはどうでしょうか。
かなりブラックな環境です。
先生が意地でも13:30に帰ろうとするせいで、生徒たちの学習は十分に保証されていません。
もし落ちこぼれたらそこまでです。
誰も助けてくれません。
改めて、日本の子どもはとてもホワイトな環境で勉強することができていると思います。
素晴らしい環境で、素晴らしい先生のもとで。
スリランカ政府は今すぐにでも学校教育を見直すべきだと思います。
もちろん、日本政府も学校教育を見直さなければなりませんね。
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