新卒にだってできることはある!

青年海外協力隊(2017-1)の数学教育隊員としてスリランカへ!

百マス計算ほったらかしの学校がめっちゃ伸びてた話。

滞在492日目 

こんにちは!原田です!(@hara_223)

もう11月となり、2018年も終わりが近づいてきました。

来月にはOレベルという高校受験が控えており、Grade11の生徒は来週から学期末テスト、その後はOレベルに向けて猛勉強です。

そういえば私の弟も大学受験を控えています。

教員を目指して、国立大学の教育学部に行きたいみたいです。

志望校の模試の判定も結構良かったとこの前報告してくれました。

さすが三兄弟の中で一番しっかりしています。

ぜひ頑張って欲しいですね。

 

さあ、今回は百マス計算が良い感じになっていた話です。

 

1ヶ月ぶりくらいにその学校を訪問し、いつも百マス計算をやっている学年のクラスに行きました。

百マス計算のノートを見せてもらうと、2分台の子が何人もいました。

「えー!!すごいねー!!」

と言いつつ、すぐにこの結果を疑いました。

 

そんなことはありえないんです。

前まで5分以内に終わる子なんて1人2人でした。

あんなにできなかった子たちが、スリランカの先生のもとで、そんなできるようになるわけないと思っていたからです。

 

早速数学の授業の最初5分をもらって、百マス計算を私がやりました。

 

まず驚いたのが準備する速さ。

私が黒板に書いた問題をささっとノートに書きます。

 

準備ができたので1、2、3っ!とスタートの合図をします。

みんなシーンと集中して解き始めます。

 

みんなの解いている様子をじっと観察します。

なにかズルしているわけでもなく、しっかり解いています。

 

「終わりました!」

最初の子が手を挙げたのは、1分41秒でした。

2ヶ月前の学期始めから考えると驚異的な記録です。

 

それからちらほらと手を子どもが出てきて、半分くらいの子どもが3分以内に終わることができました。

他の子も5分あればできたんじゃないでしょうか。

 

そしていつものように、前の黒板で答え合わせがてら今度は私が百マス計算をやります。

初めて緊張したかもしれません。

絶対に1分41秒に負けることがあってはいけないからです。

しかし、ちゃんと1分30秒台くらいで解き終わりました。

 

そして答え合わせの時間。

各自黒板を見ながら答え合わせをしていきますが、これまた早い。

どうやら先生がこの答え合わせの時間にも制限時間をつけてやっていたみたいで、そうするとすぐ答え合わせが終わり授業に移れるようになったと。

 

もう本当に先生も子どもも素晴らしい。

1ヶ月放ったらかしにしてみてどうなるかなと思っていましたが、しっかりやってくれていました。

 

Grade6(日本の小学校5年生)の子どもの記録を載せておきます。

よく頑張りました。

2018年9月4日

制限時間:5分

タイム:5分以内に終わらず

点数:63点


2018年11月9日

制限時間:3分

タイム:2分44秒

点数:81点(満点)

 

今回の結果で何よりも価値があるのが、私がなにもしていないということです。

先生と生徒は自分たちの力でこの結果を出しました。

 

「この子達は全然できないんだ。」

「日本の子どもと違う。」

ということを先生たちは言います。

しかし、スリランカの子どもでもできるということが分かったと思います。

 

日本では小3くらいなら2分で解いちゃうよというととても驚いた表情をします。

しかし、1分台、2分台が不可能なタイムではないことを実感できたと思います。

 

百マス計算を知ってはいるものの、良さややり方をあまり分かっていない先生がほとんどです。

しかし、百マス計算の良さややり方をしっかり理解してくれたと思います。

私がいなくなってもきっと続けてくれると思います。

 

そしてそのままこれが私の自信にもなりました。

 

スリランカの子どもでもちゃんとできるということ。

スリランカの先生にもちゃんと伝わるということ。

 

 

そして、今までの活動が無駄ではなかったということ。

 

 

 

 

とりあえずよかったです。

 

 

 

いやー、

よかったね!と彼女に褒めてもらいたい。

おらんけど。

 

 

 

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