新卒にだってできることはある!

青年海外協力隊(2017-1)の数学教育隊員としてスリランカへ!

「私が言ったと言いなさい」スリランカで一番手に入れるべき最強の武器を手に入れたか。

滞在327日目

現在百マス計算を2校で実施していたのですが、そのうちの1校が授業に遅れが出ているという理由で毎日から週1実施になってしまいました。
数学の授業は40分しかないのでその中から百マス計算に当てる時間をとると、通常授業に支障が出る可能性があることはもちろん理解していました。

ですので、百マス計算の準備から答えあわせまで必ず10分以内に終わらせるようにしましょうとは先生と話していたのですが、うまくいきませんでした。

個人的には、足し算、引き算、掛け算が怪しい子が多い中(クラスの半分以上)、通常授業を進めてもあまり効果がないと思っていますが、先生からしたらテスト範囲を終わらせなければなりません。

学級崩壊気味のクラスも百マス計算をやっているときは静かに取り組んでいたので、これはうまくいくかなと思っていましたが残念です。

この先生は新任の先生でもあったので、負担をかけてしまって申し訳なかったですね。

 

それでは手に入れた武器の話です。

いつも話している黒板が汚いという件について、なんとかできないかと事務所のマダムにもちかけました。

「あなたが前書いてた黒板のレポートを全学校に配布しましょう!私にレポートを印刷してくれるかしら?」

「分かりました!じゃああとで印刷してマダムに渡します!」

 

「でも、それだけだと黒板を新しく塗り直そうとはしないですよね、、、」

「じゃあ、うちの事務所の指導主事の会議に出してみましょう!」

「おー!それはいいですね!」

 

「もし黒板を塗り直すってなったらお金ってどこが出すんですか?」

「学校ですよ、学校にはお金がたくさんありますからね。」

「え、たくさんあるんですか!?」

「あなたが言ったらうちにはお金がないって言うんでしょ?」

「はい、お金がないっていつも言われます。」

「私が言ったと言いなさい」

「いいんですかマダムー!!」

 

ということで、

「黒板を塗り直しなさい。マダムが言ったから。」

という最強の武器を手に入れました。

スリランカは上の人が言わないとなかなか変わらないトップダウンの国なので、これは効果抜群だろうと思っています。

うまくいくかは分かりませんが。

 

しかし、上からの圧力を使うだけだと意味がないので、先ほどの黒板資料の配布、事務所の指導主事の理解、校長先生、教員の黒板に対する理解などはしっかりやっていこうと思います。

 

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