残念ながらスリランカの数学教育隊員は私でストップになるようです。
滞在302日目
スリランカの数学教育隊員は私で一旦終わりになるようです。
残念ですね。
残念としか言いようがありません。
今JICAの青年海外協力隊事業が見直しをされているようで、予算が減らされているみたいです。
特にスリランカはたくさんの隊員が入っているので、少しずつ減らしていかなければなりません。
そこで、対象となったのが数学教育です。
現在、スリランカに派遣されている数学教育隊員は私だけです。
他の職種の方は、結構固まって5,6人派遣されています。
1人だけの隊員は非常に難しいと思います。
数学の専門的な話をすることができません。
他の職種の方が、分科会を開いているのが羨ましいなと思ったことは何度もありました。
分科会があるって聞くと、嫌な気持ちにもなっていました。
もちろん分科会を開いている人たちは全く悪くないですけどね。笑
となると、いろいろな可能性を考えた結果、数学教育隊員の派遣中止は納得がいきます。
私にも、いやどうしても数学は必要です!というほどの説得材料がありませんでした。
個人的には、数学教育隊員とシンハラ語圏の小学校教育隊員(現在派遣されている小学校教育隊員は全員タミル語圏です。)を増やしてほしいところなのですが、それは予算的に難しいみたいです。
また、スリランカは現在、幼児教育、環境教育、福祉の分野に力を入れていて、その分野の隊員を継続していきたいみたいです。
確かに予算が限られている状況であれば、数学教育隊員を増やすよりは、力を入れている分野の隊員を増やすべきだと思います。
しかし残念です。
私は今まで後任のことも頭に入れながら活動をしてきました。
後任とは、私の任地アンパーラの後継だけではなく、今後他の地域に派遣されるかもしれない数学隊員のことも考えてです。
今までの数学教育隊員は単発ばかりで、全然連携がなされていません。
理数科教育のJICAの専門家が入っていた時期もあります。
教員養成校にシニアボランティアが入っていた時期もあります。
しかし、全く引き継ぎがされていない。
すごいもったいない。
だから、もっとつながりを作ろう。
教育省の人とつながりを作ったのも、後々来た数学教育隊員が教育省とコンタクトをとれる環境を作ろうという意図がありました。
ブログや活動報告書を書いているのも、データでありったけの情報を全部引き継ごうという意図がありました。
もちろん後任のためだけではないのですが。
ですので、非常に残念です。
私は本気でスリランカの数学をどうにかしたいと思っていましたから。
しかし、仕方ないです。
各国力を入れている分野は違いますから。
これからは、私で終わるということを頭に入れながら、活動を進めていきたいと思います。
あと1年ちょっと、目に見える成果を残すために頑張ります!
数学を切ってしまってもったいないことをしたなと思わせるぐらいのことをしてみたいものですね。
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