数学という学問が教えてくれること。
滞在507日目
こんにちは!原田です!(@hara_223)
最近、数学の先生になりたいのであれば、もっと数学の専門的な知識を身につけないといけないなと感じております。
数学の勉強をしていたらあっという間に時間が経ちます。
せっかく数学の勉強を再開たので、学んだことのアウトプットの場として、このブログを活用していこうと思います。
専門的な数学はそんなにいらないと思っていた学生時代
学生時代、教育学部の数学領域専攻に所属していました。
数学の先生になりたい人たちが集まるところです。
私が大学の講義に期待していたことは、学校教育における数学という教科について理解を深めさせてくれることでした。
つまり、単元ごとの指導方法、授業の実践例などを学ぶということです。
学問としての数学を深めたいとはそれほど思っていませんでした。
しかし、実際は「ペアノの公理」「線形独立」「ユークリッド幾何学」「位相空間」などどんどん専門的になっていきました。(思いつく単語を並べました。笑)
数学の先生になるのであれば、理工学部みたいに数学という学問を深めるより、生徒にどうやって教えるのかという数学教育の方に重きを置くべきだと思っていました。
しかし、学生時代の私の考えは間違っていることに気づきました。
サッカーを教えるのなら、サッカーが上手なほうがいいに決まっています。
高度な技術、専門的な知識、そしてなにより楽しさを知っているからです。
数学も同じです。
数学を教えるのなら、数学ができたほうがいいに決まっています。
数学は学べば学ぶほど、楽しい学問です。
中学の数学を教えるのに、中学までの数学だけの知識でいいわけがありません。
大学で学ぶ数学を理解していれば、さらに深い授業ができるはずです。
もちろん、生徒に数学を教える授業力も必要ですが、そのベースにあるのはやはり授業者の数学の専門的な知識です。
ということで、数学の勉強を再開しました。
すみません、ここまで長くなりました。
ここから数学という学問が教えてくれることについてです。
あなたの見える世界を広げなさい。
例えば、あなたが自然数(正の整数のこと)しか知らないとします。
すると
という方程式に答えることができません。
あなたが知っている数の中で、1を足して0になる数はないからです。
じゃあ、解なし!と投げ捨てることは、数学ではナンセンスです。
私たちは、数の世界を負(マイナス)にまで広げることで、解 を得ました。
これまで数学を学ぶなかで、
自然数、整数、分数、有理数、無理数、実数、虚数、複素数とどんどん数の世界を広げてきました。
数の世界を広げることで見える景色は全く変わってきます。
そうですよね。
解なしだったのに、しっかり解を見つけることができたのですから。
岡山県で生まれ、18年間岡山で育ちました。
大学に行くタイミングで京都府に引っ越し、初めての1人暮らしを始めました。
もちろん見える景色は変わりました。
親の有難みを感じました。
そして、日本の中の岡山、京都というものを感じることもできました。
大学を卒業後、スリランカにきました。
もちろん見える景色は変わりました。
親の有難みを感じています。
そして世界の中の日本というものを感じています。
あなたの見える世界を深めなさい。
当たり前ですが、数の世界は広げていくだけではありません。
一つ一つの数の構造をじっくり観察します。
整数の構造は、素因数が示す。
完全なる受け売りです。
両者が等しくなるのは、単なる偶然ではありません。
素因数分解をすれば必然であることが分かります。
そんなの当たり前だろと思われてしまうかもしれませんが、小学生でこれを理解している子はどれくらいいるのでしょう。
単なる偶然であると思っている子も結構いると思います。
単なる偶然ではない。
もっと注意深く観察しなさい。
そうすると見える景色は変わってきます。
この記事にあるようにまさしく派遣当初から見える景色は変わりました。
残りの任期、もっと深めていきたいと思います。
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